オランダ  1995年10月


東京駅のモデルになったというアムステルダム中央駅。
ネオ・ルネッサンス様式の赤レンガ造りで、東京駅丸の内側に
立っているような錯覚を起こす風景である(1995年10月)。

タイト・スケジュールに追われて駆け足旅行となったオランダ。
期待していた風車風景や世界一の花市場・アルスメールなど、
残念ながら訪れるチャンスがなかった。写真も極めて不満足な
ものしか残っていない。。。

騎士の館・国会議事堂、夏の観光地・スヘフェニンヘン
○ 中央駅から歩いて直ぐ、街の真中にあるビネンホフと呼ばれる建物は国会議事堂。ホラント伯爵の宮殿だったとかで、700年の歴史を感じさせる威厳を保つ建物だ。

○ 左右に2本の塔を持つレンガ造りで、別名を「騎士の館」とも呼ぶらしい。日本の国会議事堂に比べるとかなりこじんまりとした感じがするが、威厳はこちらの方がありそうな雰囲気を持つ(左)。

○ 中央駅から北の方へ4〜5km進むと、青々とした海原をたたえる岸辺にたどり着く。そこは洋々たる北海である。

○ 豪華なホテルやレストラン、カフェなどが海岸に沿ってズラッと並んでいて、かなりの賑わいである。岸辺はガランとしていたが、夏の海のリゾート地としてはオランダ有数の観光地で大変な賑わいを見せるとか。北海は夏でも水が冷たく、ほとんどの人は裸になっての日光浴を楽しむのだそうな。体験してみたい感じにかられるスポットである(右)。


“ロイヤルシティ”の異名を持つデン・ハーグ
○ デン・ハーグ中央駅に隣接するホテルの窓から見下ろす中央駅の1階部分。落ち着いた雰囲気をかもし出す駅舎に書かれた“Den Haag Central”の文字が、早朝のモヤに霞んでいた。

○ 日本語でハーグ、英語ではザ・ヘイグThe Hague だが、正式にはグラーフェンハーゲ。その意味は「伯爵の生垣」だそうな。13世紀にホラント伯爵がこの地に狩猟の館を建てたことに由来しているとか。

○ こじんまりとした街全体が緑に覆われており、公園の中の街といった雰囲気のある印象。ベアトリックス女王の宮殿もあることから「ロイヤルシティ」とも呼ばれているとのことで、その名にふさわしい美しい街である。


オランダ第3の都市、デン・ハーグ
○ 空港駅から南西へ約50km、重いバッゲージをゴロゴロ転がしながら電車に乗って、デン・ハーグ中央駅に到着。

○ デン・ハーグには、国会議事堂をはじめとする政府機関や各国大使館、国際司法裁判所(平和宮)などが集まっており、いわばオランダの政治の中心地といってもいいところ。こじんまりとした落ち着いた雰囲気の街である。


水の豊富な国・オランダ
○ オランダの空の玄関口であるアムステルダム・スキポール国際空港に着陸する直前、機中の窓から見下ろす風景である。

○ 蛇行しながらあるいは縦横に走る運河や川、そして湖水地帯の多さが目に付く。水にゆかりのある国であることが良く分かる。

○ 九州ほどの広さがある国土面積の4分の1は海抜0m以下ということであるから、国名「ネーデルランド」の意味(低い土地)するところが分かるようだ。