8月



(相模原市橋本 : 2002/08/09)


8月30日(金)
大きくなってきた柿・秋の気配漂う

○ 日中のうだるような暑さの余韻は、夜中になると一転して寒ささえをも感じるようになってきます。寝苦しい夜もそろそろ終わりになるのでしょうか。

○ 開けた窓から入る心地よい夜風を感じながら床につき、明け方に「思わぬ冷え込み」を感じてあわてて窓を閉める羽目にもなる「寒さ」。日中の暑さを考えると、思いもよらないことです。秋の涼風は着実に、手の届くところまで来ているようです。

○ 秋の装いを深めつつある現象は、他にもいくつか見て取ることが出来ます。

○ 秋の味覚である梨やブドウは、みずみずしい美味しさと甘さを増して来ていますし、
栗の実もはちきれんばかりに大きくなり、柿の実は次第に大きさを増して間もなく色づき始めることでしょう。

8月23日(金)
二十四節気の処暑

○ 今日は「暑さも終わって雨も降りやすくなる頃」にあたる処暑。
夕暮れから夜更けにかけて響きわたる虫の音量もますます激しさを増して、朝晩の冷え込みも一入になりました。気候の移ろいは、まさに暦どおりに進んでいるようです。

SNS園芸ファンとのランチ会
○ 10時からA公民館で開かれた園芸教室に参加しました。
テーマは「秋蒔き野菜の上手な作り方」というもので、時期を迎えた秋野菜づくりの注意点などについて、経験豊富な講師がハナシを進めていきます。

○ 参加者は全部で30名ほどの園芸ファン。そのうち2割に相当する6人は、なんとSNSメンバーの園芸愛好家が占めることになりました。

○ 教室終了後はそろってランチ会へ。
お店自慢の「マスのから揚げ」をガブリ喰ったり、「鯉のあらい」を舌包み、そして「麦飯と鯉の味噌汁」をいただく。
どうやら、園芸教室への参加に名を借りて、お食事会への参加が本日のメインだったようでもあります。

(8月下旬のフロント・ページ)
○ 残暑お見舞い申し上げます
日中は厳しい残暑がなお続いていますが、朝晩はめっきり涼しくなってきました。

暮れ迫る相模原・淵野辺公園の芝生広場ではトンボが飛び交い、緑深い木立の上ではカラスの群れが夕焼けに染まる中で家路を急いでいました。

夕闇が深まるとともに「かがり火」が点火され、謡曲・幽玄の世界が始まります。頬に伝わる風はまさに秋の風を感じさせるものでした
(8月21日)。





8月20日(火)
第15回相模原薪能

○ 相模原市及び(財)相模原市民文化財団主催による「第15回相模原薪能」が淵野辺公園芝生広場の特設舞台で開かれました。

○ あいにくの強風のために「かがり火」が途中で中止されたのは残念なことでしたが、
爽やかな秋の風に打たれながら、久しぶりに味わう野外での幽玄の世界もなかなか結構なものでした。

○ 火入れ式の後、仕舞が3番。
続いて山本則俊が太郎冠者を演ずる狂言「千鳥」。
さらに観世流能楽師の第56世梅若六郎が舞う仕舞「船弁慶」。

○ しんがりは、地元相模原の観世流能楽師である松山隆雄がシテ天人を務める「羽衣」。
「…東遊(アヅマアソビ)の舞の曲…」。これまたケッコウでした。

(この記事は別掲の「謡曲お稽古始末記(8月20日分)」と内容が重複します)。

8月16日(金)
干天の慈雨

○ 午後になって、天気予報どおり待望の雨が降り出しました。
カラカラに乾燥しきった状態が続き、一雨が待ち焦がれていましたので、まさに「干天の慈雨」。
この雨で「秋の装い」がさらに強まってくるのかもしれません。

8月15日(木)・終戦記念の日
蒸し暑い「終戦の日」

○ 終戦から数えて57年目を迎えた「終戦記念日」。
今年も例年通りの厳しい暑さで、蝉しぐれも勢いを増して来ています。

○ 日本武道館では、政府を代表する首相が式辞の中で「不戦の誓いを堅持する」とこれまでにはなかったような表現で挨拶。
高校野球大会が開かれている甲子園では、試合を中断して「黙祷する」例年通りの風景も見られました。思いを新たにする一日です。

8月9日(金)
第51回橋本七夕まつり

○ 今日の夕方から3日間にわたって開かれている「橋本七夕まつり」。
このまつりは50年前の昭和27年以来続けられているとのことですから、
半世紀もの長い間続けられている古い行事のひとつといえます。

○ ユカタ姿がお似合いの若いお嬢さんたちが、うちわを片手にして三々五々
歩いています。見るからに涼しい風景です。

○ まつり実行委員会が作成したチラシに、相模原北部に伝わる古い行事として、
次のようなことが紹介されています。
 *里芋の葉に溜まった露で墨をすり、これで願い事を書いた短冊を真竹に吊るす。
 *女の子が夕方、星の光で針の目に糸を通す。これが一度で通せると、裁縫が
上手になるといわれた。
・・・・・・情緒あることですが、現代の世の中で幾人の人たちが実行しているでしょうか。

(8月中旬のフロント・ページ)
残暑お見舞い申し上げます
厳しい残暑が続いています。
しかし、朝晩には時として涼風が吹いたり、澄み切った空の下で飛び交うトンボや夕暮れどきに聞くヒグラシの高い鳴き声などなど、着実に秋の気配が漂い始めて来ていることを実感できます(8月11日)。


「月下美人」が開花

○  昨日8日夕方から、
我が家の月下美人が妖艶な姿を
披露し始めました。

○ フックラと、つぼみがふくらみを増して
きた午後5時ごろ、
「今晩中に開花するであろう」ことを確信し、
部屋への取り込みを済ませる。

○ 涼しい場所へ急に移動させる
環境変化によって、
これからの「開花ショー」に支障は出ないか。




○ 室内の設定温度を少し高めに設定する。
例年と同じような対処方法であれば、特段の支障は起こらないであろう。

○ 19時ごろ、つぼみが膨らみ始めた。
少し眼をそらしている間に、膨らみは一段と丸みを帯びてくる。

○ 20時ごろ、開き始めた真っ白い花弁。
芳香が周辺に漂い始める。

○ 21時ごろ、真中の「しべ」が見え始める。

○ 22時ごろ、ほぼ満開の状態となる。
芳香が部屋中に広がる。

○ これまでに蓄えてきたエネルギーを発散し続ける「開花ショー」は、
夜更けになってさらに鮮やかさを増して行く。


○ 時計の針が日付を変える
午前0時を回るも、花の満開状態は
依然として続く。

○ 午前2時を回るころ、
花びらの開き具合に変化が起きる。
明らかに萎み始めたのだ。

○ つぼみが開き始めた午後7時
から数えて、
わずか7時間しか経過していない。



○ 東の空が白み始める明け方の4時過ぎ、
これまでの勢いは明らかに衰えてきた。


○ 午前6時半ごろ、
今日も厳しい残暑の一日となりそうな強い陽射しが
部屋に差し込む。

○ 全精力を使い果たした「薄命な美人」のハカナイ命は
すでに風前の灯となった。

○ 昨晩7時から数えて、わずか12時間足らずの「月下美人の開花劇」は、終わった。見事な花の終焉であった。

○ 思えば、「葉挿し」から育て上げた我が家の月下美人も既に26歳の「古老」となっていることに気づく。

○ 来年も、また咲かせてやらねば…。
そのためには、もう少し面倒を見てやらねばならないね。





8月8日(木)・立秋
続・蝉しぐれ

○ 「今年は蝉の鳴き声が少ないなあ…」と思っていたら、わが家の近辺でも数日前から蝉の大合唱が始まりました。
心配ご無用! これぞ、「幼虫からの羽化」が無事に終わったことのサインでもあるのだなと、ヘンに安堵の胸をおろした次第。

○ 厳しい暑さが続いていても、微妙な自然の変化を察知する能力をもっている幼虫の生態に、脱帽せざるを得ません。
無用な当方の心配は杞憂に過ぎなかったことになります。

○ 短い命の蝉の「はかなさ」について記述している今朝の朝日新聞「天声人語」。
「…セミに感じる『はかなさ』は時間の移りゆきへの感傷なのかもしれない。盛夏のセミしぐれさえも夏の終わりを予感させる。そんなはかなさである。」

○ 今日の空は南からの強い風に洗われて見事なブルー一色に広がり、あたかも爽やかな「秋の空」のようにも見えましたが、
気温の方はグングンと上昇して、この夏一番の暑さを更新。「立秋」とは名ばかりの残暑の厳しい一日でした。

○ 今年一度も咲いていない月下美人が、開花しそうな勢いで膨らんできています。今晩あたり、「薄命な美人」とのお付き合いになるのかも知れません。

8月7日(水)
ニガウリ特製のトロピカルジュース
○ ヘルシー野菜として当節人気の沖縄特産・ニガウリ、ゴーヤ。
暑さのピークを迎えて、わが菜園でのニガウリの収穫も最盛期を迎えてきました。

○ バラエティーに富んだニガウリ料理のレシピは多くの方から紹介され、夏場の食卓を楽しいものにさせてくれます。

○ ネット仲間からいただいた「ニガウリジュース」のレシピを参考にして、我が家でも2種類のオリジナル(?)ジュースを作ってみました。

ニガウリ、バナナ、リンゴにガムシロップ(または蜂蜜)と水少々を入れたものをベースとし、
(1) 画像左の赤っぽい方は、さらにトマトとスイカを追加し、
(2) 画像右の緑っぽい方は、レモンを追加したもの、です。

○ 若干のほろ苦さがありますが、適度な甘味もあって両方ともとてもグー!でした。
(この記事は別掲の「農事記(8月7日分)」と重複します)。

8月3日(土)
日米親善盆踊り大会

○ 米軍座間キャンプ内で開かれた「日米親善盆踊り大会」で、チョッピリ「異国の雰囲気」を味わいました。

○ 春の「サクラ祭り」、7月の「独立記念日まつり」とならんで、年3回、日本人向けにキャンプ内が一部解放される恒例行事の一つです。

○ バドワイザーの缶ビールを飲みながらの散策もまた良し。
久しぶりに味わうジャンボなチキン・バーガーで満腹感を味わい、
お目当てのひとつであった「フルーツ・プディングケーキ」をゲットできて、
さらに満足。

○ ユカタ姿がお似合いの米人夫妻はいかにもアメリカ人的なフレンドリーさで、ご機嫌でした。

○ すぐ近くから打ち上げられる花火は「ドカーン ドッカーン!」と地響きをたてながら夜空に舞う。おなかのズイまで響きわたる轟音でもありました。

○ 閉門時間の9時半を30分近くオーバーしても、なかなか立ち去ろうとしない人たち。
売れ残った焼きトウモロコシを売りさばこうと、軍人らしい若いハンサム青年が必死に呼びかけていました。「コーン、ハンドレッド イェン!!」。これは安いゾ!
日本国内における「異国の地」での一夜でした。

8月1日(木)
蝉しぐれ

○ 蝉に関すること、その一。
ネット仲間のHPに、「今年はセミが多い。我が家も毎朝うるさいほど」(7月30日)というのがありました。
うだるような暑さの中で聞くセミの声は「ホントにうるさいなあ」と感じたりもする田舎の夏の風物詩のひとつですが、
残念ながら、わが近辺では「うるさいほど」の鳴き声を耳にすることは出来ないようです。

その二。
セミの声を聞くと毎年、「セミの種類とその鳴き声」に思いを巡らし、そしてそれがいつも解決しないままになっているのを思い出します。
アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、あるいはツクツクボーシ・・・。
「今鳴いているセミの種類は何と言うのだろうか…」。またその季節がやって来ました。

○ 折りしも、今朝の日経新聞朝刊の『春秋』に、次のようなことが書いてあるのが目にとまりました。
「松尾芭蕉が詠んだ有名な一句 “閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声” について。
このセミがニイニイゼミかアブラゼミかで文学者小宮豊隆と歌人斎藤茂吉が激しい論争を展開したことがある。
……結果は、アブラゼミ派の茂吉が負けを認めて幕となった…」。

○ (続)折りしも、今日1日付けの「小泉内閣メルマガ」で、らいおんはーと小泉総理のメッセージは次のようなコメントを出しています。
「先日、セミの脱皮を見た。子供の時以来、50年ぶりだ。
執務を終えて、公邸の庭を散策していると、セミの幼虫が地中から木の幹にはい上がっているところを見つけた。
夕食から帰って、戻ってみると、ちょうど脱皮の最中。
・・・・・・神秘的で美しい光景。何千世代にもわたって続いている自然の営みだ。……」。

子供たちの水遊び
○ 相模原公園の噴水広場では、子供たちがうだるような暑さの中で
水遊びに興じています。
無邪気な表情で、夢中になって遊ぶ子供たちを見ているのも楽しいものです。

○ それにしても、この噴水のセンター部分の「噴水故障中」は、ダイブン長いですね。
修復はいつになるのでしょうか。





(8月上旬のフロント・ページ)
○ 夏の花ヒマワリが暑さにもめげず、鮮やかな色彩を放ちながら咲き誇っています。が、ギラギラと照りつける強い陽射しに背を向けて、暑さに参っているような顔をしているようにも見えます。

○ この夏一番の暑さを連日更新するような暑さが続いているなかで、8日には全国高校野球大会が開幕します。こちらの方でも、暑い「熱闘甲子園」が繰り広げられることでしょう。

○ 一方、暦の上での「秋の始め」となる立秋(8日)も間もなくやってきます。暑い中で、「実りの秋」を迎える準備も心がける必要があるのでしょうか
(8月1日)。