摩周湖 屈斜路湖 硫黄山 阿寒湖
〜道東ぐるっと一周・1000kmのドライブ旅行
(No.3-3/5


摩周湖

霧のベールに包まれる摩周湖


摩周湖
  摩周岳中腹にある周囲24kmの陥没カルデラ湖。湖岸は水面に向かって急傾斜している。注ぐ川も流れ出る川もないのに水位が一定しているのは、湖底に地下水脈が湧いているためであるとか。

  湖の水温が低いため気温の上がる春から夏にかけて霧が発生しやすくなり、湖の姿を見ることができない日が多いので、「神秘の湖」とも呼ばれる。湖の中央に浮かぶ中島は「神(カムイ)の島・カムイッシュ島」と呼ばれ、アイヌ伝説が今なお語り継がれている。




屈斜路湖

美幌峠から眺める屈斜路湖。絶景!


屈斜路湖 
  周囲57kmのカルデラ湖で、国内で6番目、道内ではサロマ湖に次ぐ大きさを誇る。湖中に周囲約12kmの原生林に覆われた中島が浮かんでいる。中島付近の湖面には、時として“クッシー”と呼ばれる怪獣が出没するといううわさもあるとか。

  周囲は火山帯に囲まれているので、湖岸には「コタン」、「池の湯」などの温泉が点在し、砂浜を少し掘るだけで温泉が湧き出てくる「砂湯」もある。また、白鳥が飛来する11月から4月頃までは露天風呂に浸かりながら白鳥を観察することもできるという。
  美幌峠の展望台からは深緑の中島を浮かべた屈斜路湖の全景と外輪の山々(摩周岳、斜里岳)を一望することができる。

美空ひばりと美幌峠
  「美空ひばりの歌声」が展望台一帯に朗朗と響き渡る。場違いで少し奇異さをも感じさせるが、スピーカーが組み込まれた立派な“美幌峠歌碑”の説明文を読んで納得。当地が名作「君の名は」のロケ地になって有名になったのと同じように、ひばりもこの峠に立って感慨に浸ったことがあるらしい。
 『あなた忘れる旅だけど 霧が心をまよわせる 
 なにも見えない 峠に立てば にくしみだけが 遠ざかる
 ああ 最果ての 美幌峠に霧が降る』 (作詞:志賀貢 作曲:岡千秋)


屈斜路湖畔の温泉
  湖の東岸から南岸にかけては、砂浜を掘るとたちまち湯が湧き出してくる温泉「砂湯」や温泉風呂などがある。

  砂浜では、地元ファンに混じって砂風呂を楽しむ観光客も絶えないようだ。




硫黄山

山肌のアチコチから硫黄分を含んだ水蒸気が噴き上がる


硫黄山
  アイヌ語で「アトサヌプリ(裸の山)」と呼ばれているとおり、茶褐色の地肌を剥き出しにして大小無数の噴気孔から噴煙をあげている活火山である。麓のアトサヌプリ原野にはエゾイソツツジ群落が広がり、辺り一面は白い花で埋め尽くされている。小さくて可愛い花で、美しい。



阿寒湖

マリモが生息する阿寒湖。うっとりする美しさである

阿寒湖
  湖は、雄阿寒(おあかん)岳の噴火物によって阿寒川が堰き止められて出来たとされる火山性堰止湖である。特別天然記念物のマリモが生息する湖としても有名。
湖の周囲は深い原始林に覆われ、幽すいな景観を見せている。 ホテル屋上展望風呂からの景観は絶景!

湖畔の散策コース側から眺めるホテル群の景観も素晴らしい 湖畔の散策コース「湖のこみち」はエゾマツ、トドマツが林立している 熱い泥とともに噴出している泥火山・「ボッケ(“煮え立つ”の意)」


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