みやざき・ふるさと寸描
〜2004/10/19-26〜

市内を流れる大淀川畔に咲くハイビスカス。後方は橘橋


  ほぼ半年振りとなったふるさと帰り。明るい太陽と青い空が眩しく、胸いっぱいに吸い込む新鮮空気が美味しい。滞在中、台風の来襲など天候不良に悩まされた日もあったが、ふるさとの味はいつもと変わらぬ良いものであった(2004年10月30日)。


雨の羽田空港
  「宮崎地方は台風接近中につき、着陸できない場合には羽田空港に引き返すこともあります」という条件付での羽田離陸。が、着陸予定時刻における宮崎空港の気象条件は比較的平穏。幸いにも、スムーズなランディングであった。



NHK朝の連ドラ「わかば」のロケ地探訪
  主人公「わかば」が大学のチアリーディング部主将として練習していた“グラウンド”の現場をやっと探し当てることが出来た。いかにも南国情緒豊かな“学園風景”を我が目で確かめてみたいとの好奇心に駆られてのものであったが、テレビ画面同様の素晴らしさはさすがであった。

  ドラマの設定上は“造園大学”内となっているが、実際にロケが行なわれたのは宮崎市街地から約20km北方(高鍋町)にある南九州大学。同大学にはドラマ設定と同様、「環境造園学部」という専門課程があり、全国から注目を集めているらしい。

  ともあれ、わざわざ探し求めに出かけるなんて、何て物好きなことか。我ながら、首をかしげたり感心することしきり!



生駒高原のコスモス
  霧島連山を背に九州山脈を眺望し、眼下には小林市街地を展望する標高550mの生駒高原。見渡す限り高原一面を覆い尽すコスモス風景は絶景。しかし、度重なる台風の来襲でせっかくの花が傷みつけられて無残な姿になっていたのは、残念至極。



出会いの花たち 
ハイビスカス(橘公園) 同左 同左


カンナ(大淀川畔) サクラ・ソメイヨシノ(大淀川畔) コバノセンナ(県総合文化公園)



「西郷隆盛」展
  幕末維新期に活躍し明治政府樹立に大きく貢献した西郷隆盛。数多くの遺品や写真資料等をもとに、彼の業績や生きざまなどについて見つめ直す良い機会を得た。 
鹿児島県歴史資料センター黎明館、尚古集成館、西郷南州顕彰館他からの資料提供を受けて、「みやざき歴史文化館」で開催された企画展。
近接撮影が出来なかったのが残念。
西郷隆盛は1枚の写真も残さなかったといわれ、没後になって多くの画家や彫刻家達が西郷像を作っている。
右写真は、キヨソネ(イタリアの銅版画家)作のもの。
西郷筆「敬天愛人」
…「人は天を敬い、素直に生きなければならない。真心をこめて人を愛することは天の心にかなう」
西郷の人生観を現わしているのであろう。



宮崎→羽田行き機中の窓から
  またまた雨の中での離陸となったが、飛行機が高度を上げて分厚い雨雲を突き抜けると、そこにはかつて見たことのないような世界が広がっていた。折りしも十三夜。機上からお月さんを眺めるのも初めてのことであった。
夕焼けに染まった空と雲が異様な色彩を放って、一面に広がる 十三夜のマンマルお月さんがくっきり