高鍋湿原(高鍋町)
自然の息吹を感じさせる草木花の宝庫

日本産では最も小さい品種である"ハッチョウトンボ"やそのほか多くのトンボが飛び交っていたり、珍種植物が自生しているなどで有名な高鍋湿原を探ねた。

今日が、シーズン公開の最終日という情報を得たために、急遽訪れることにしたもので、宮崎市街地から北へ40km足らずの高鍋町西部へのドライブである
(2005/10/31)。

鬱蒼とした緑に囲まれた湿原
町の西部、海抜約60mの高台に位置する。東部と西部に分かれ、自生している植物はサギソウ、モウセンゴケ、ミミカキグサ、ヘビノボラズなど約300種。大陸系の寒地性の植物が多いのが特徴で、南限といわれる植物も多数。

昆虫では日本産では最も小さいハッチョウトンボのほか、ハラビロトンボ、コシアキトンボなど数多くのトンボが飛び交っている(高鍋町役場編「高鍋町ガイドマップ」)。


ヘビノボラズ
赤い実。葉の付け根には鋭いトゲが。花は黄色で5月頃の開花だとか
スイラン
キク科。葉はランのように見えるが花はキク似だ。午前中に開き、午後は凋むとか
ヒメガマ
黄褐色の頭花はまるで"串刺ししたソーセージ"のようだ


管理棟兼休憩所
植物、昆虫についての写真入り説明も
"とんぼのはし"
東部湿原と西部湿原を結ぶ橋
ハッチョウトンボ
(といいたいところだが、これは…かな?)
ここの湿原に度々足を運んでおられるTsuさんから、このトンボはアキアカネではないかとのご指摘を頂きました。ありがとうございます。




ソバの花畑(新富町)
一面に広がる"白いジュウタン"

宮崎市街地から国道10号線を20kmほど北上し高鍋町域に入る手前に至ると、一面が真っ白に染まった風景が目に飛び込んでくる。満開になったソバの花畑、まるで白いジュウタンが敷き詰められているようだ(2005/10/31)。