たんと菜園の
野菜の花・葉・実
食卓を飾る野菜たち


042 ニラ(韮)
ユリ科 古名:古美良(こみら)

新芽は柔らかく、美味である。春先3〜4月と秋口9〜10月の年2回、旬の味を楽しむことができる。

2〜3年ごとに株分けして植え替える必要があるが、栽培には手間いらず、切り取った先に次から次に新芽が伸びてくる安直な野菜である。

ニラ特有の匂い
切り取っただけで特有の匂いを周囲に発散させる。これを嗅ぐのも収穫時の楽しみのひとつといえるのかどうか。


7〜8月、薹(トウ)が立って伸び切ってしまうと、テッペンに小さな花をたくさん咲かせる。やや紫色を帯びた白い花は手毬のように丸まっている。

花が咲き出すと決まって吸蜜しに飛んでくる蝶「ヒメアカタテハ」(昆虫博士・I&Nさんによる)。ニラが大好物でこの付近に棲み着いているのか、毎年現れるチョウチョウである。


ビタミンA、B1、カロチンを含み、"スタミナ食"、疲労回復のための食材として重宝される。

ギョウザには必要不可欠。ニラの入ってないギョウザなんて…。

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