キアゲハの成長観察記(2)
〜サナギの羽化に成功!




(2004/4/15 13:26 : 鮮やかな色合い、ワンダフル!

  幼虫〜サナギ〜羽化に成功!−我が菜園に住まっていた幼虫を家に持ち込んで観察を始めたのは、昨年夏の終わりの頃(2003/9/25)、およそ7か月前のことであった。

  その後、サナギ化までは至極順調に進んだものの、以降の成育状況は全く不明。果たして、生命力を維持しているのか、あるいはすでに途絶えてしまったのか。正に雲をつかむが如しの態であった。

  ところが、朗報は忘れた頃にやって来た。数日前から気温が上昇し続けていたある日(2004/4/15)の朝、“一人前”となった蝶が羽根をパタパタしているのに気付いた。苦節204日。暑い夏、寒い冬を乗り越えて成し遂げた“第1号”の快挙に快哉を叫んでやろう。羽化の瞬間を見届けてやれなかったのは申し訳ないことであったが…。(2004/4/22)





第1号と第2号のサナギ状態、依然として変化の兆し無し
03/11/21 09:07 03/12/29 11:11 04/2/19 13:16


羽化に成功、サナギ化後204日目の快挙!
  飼育ケース内の異変に気付いたのは午前10時過ぎ。何かの見間違いかとも思ったが、鮮やかな色をした羽根がうごめいている。紛れもなく蝶の羽根だ。やったあ!羽化したのだ!

  羽化の前兆、瞬間を察知できなかったのは、返す返すも残念であるが、早い段階で気付いたことで良しとしよう。羽化したのは、おそらく午前8時頃から10時頃までの間であったと推察される。
04/4/15 10:15 羽化した第1号のヌケガラ。背中がポッカリ割れている 04/4/15 10:15 羽根を広げた第1号。色合いが次第に濃くなっていくようだ 04/4/15 10:25 花びらを与えたが、見向きもしない。左下はサナギ第2号 


近づいてきた旅立ちのとき
  ケース内での動きが激しくなってきた。窮屈であろう。そろそろ、巣立ちのときが来たようだ。

04/4/15 13:25 04/4/15 13:30 激しい羽ばたき 04/4/15 13:56


いざ、旅立ち!
  旅立ちは、出生の地であるアシタバの近くが良かろう。菜の花が咲きほころび、モンシロチョウが舞う菜園。7ヶ月前とは、様変わりの風景である。
  さあ、元気で行って来い!ネットカバーをはずす。一瞬、躊躇していた第1号は、あっという間に、西方に向かって勢い良く羽ばたいて行ってしまった。どうして西に向かったのか、知るよしもない。
04/4/15 14:04 早く外に出たい! 04/4/15 14:05 旅立ち直前 04/4/15 14:06 旅立ち直後


次はオマエの番だ。
待たれる第2号の羽化
  第1号が巣立って、1週間が過ぎた。残る第2号の羽化はどうなっていくのだろうか、動静が気になるところ。

  第1号に比べて、やや黒ずんでいる体色も気がかり。気を持たせるやつだ。
04/4/17 09:29 04/4/22 09:29


サナギ第2号の動静については、今後、しばらく追跡してみたいと思う。(2004/4/22)

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