網走 知床
〜道東ぐるっと一周・1000kmのドライブ旅行
(No.2-2/5


網走

博物館網走監獄


博物館網走監獄
  1890年(明治23年)に開設された網走刑務所の旧建造物を移築保存して公開した野外博物館。移築・復元された建造物は20数軒を数え、人形やパネルなどを使って、当時の受刑者の服役の様子などを紹介している。受刑者による北海道開拓の足跡をも知ることができる。

  農園刑務所としても有名であった同所ではアメリカの近代的農業手法を取り入れていたので、その技術は非常に優れたものであったという。当時使用された農具や収穫物を収めた耕転庫や漬け物庫、味噌醤油蔵などもある。
網走刑務所正門
通称「赤レンガ門」と呼ばれる刑務所正門、番外地の入口である。重厚で、「最果ての監獄」と呼ばれ怖れられた時代の威厳を感じさせる。

原寸大で復元され、博物館のシンボルとなっている。
五翼放射状平屋舎房
舎房の正面入口から入ると、八角形の見張り所があり、ここからは五棟の様子を一目で監視できる。

各舎房の格子は菱形になっており向かい合う房同士は見えないが、斜めに立つ看守の位置からは房内の全てを見渡せる。
鏡橋
入・出所の際に必ず渡らねばならない橋。「水面に我が身を映し、心を清めよう」という思いが、いつしかこのような名前になったとか。

橋の下の水面には、睡蓮の花が咲き乱れていた。



小清水(こしみず)原生花園 
  オホーツク海と涛沸湖(とうふつこ)に挟まれた細長い砂丘にある網走国定公園で、延々と約8kmも続く。 斜里岳を背にして咲くエゾキスゲ、ゆったりとした牛の放牧風景も絶景。




知床

知床連山の残雪を眺めながら知床五湖へ向かう


オシンコシンの滝 
  斜里町ウトロの5kmほど手前地点にある知床八景のひとつで、日本の滝100選にも選ばれている。知床連山(遠音別岳)からの雪解け水が豪快なしぶきを上げて落ちてくる。途中、二筋に分かれて落ちるので「双美の滝」とも呼ばれる。



知床五湖
  アイヌ語で「大地が尽きるところ」という意味を持つ知床は、まさに最果ての秘境と呼ぶに相応しい。その深い原生林のなかにある5つの湖は、知床連山の雪解け水が伏流水となって地上に湧き出して造り出されたものであるという。それぞれ一湖、二湖…などと呼ばれているが、そのなかでも一番大きな二湖は連山の湖映が最も美しく、絶好のシャッターポイントらしい。

  遊歩道を利用すれば全ての湖を1時間余で廻ることができるとのことで、今回旅行の楽しみの一つであったが、 残念ながら遊歩道は全面閉鎖。「一湖付近でヒグマ出没中」とあっては止むを得ないところであった。
オシンコシンの滝付近に掲げられた案内板。「一湖付近でヒグマ出没中につき展望台のみ可能」と。ああ、残念! 知床五湖探勝歩道入口に掲げられた「全面閉鎖中」の看板(右下)と張り巡らされたロープ。やっぱり、ダメか! 探勝歩道入口付近に広がる原生林の中ではエゾシカの動き回る姿を見て取ることができる。


展望台への遊歩道付近にはエゾシカも。 ヒグマが出没するという一湖方面を望む エゾシカ発見!


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